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バッティングで身体が開くとは?原因と改善する3つの練習方法

   

バッティング時に体が開く癖があると、インパクトの瞬間に力が抜け、良い打球が飛びづらくなってしまいます。

パフォーマンスに大きく影響を与えてしまう“体が開き”が癖づいている場合、改善することでバッティングが変わります。

この記事は、

・体が開くとは?
・バッティング時に体が開く原因
・体の開きを改善する3つの練習方法

などをパーソナルトレーナー歴11年の伊藤出が解説します。

 

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バッティング時に“体が開く”とは?

そもそも“体が開く”とはどのような動作を言うのでしょうか?最初に、自然な身体の使い方から解説しますね。

自然なバッティング動作

本来、自然な身体の使い方ができると、フォロースルーを迎えるまではこのような動作になります。

自然な動作

自然な動作

体重移動を行い、バットを振り出す直前まで身体は投手方向にまっすぐ動き、そこからバットを振り出します。

体重移動をした後、下半身から連動して身体が動き、最終的にフォロースルーを迎える。この一連の動作であれば身体は開いていません。

体が開くバッティング動作

ただ、体重移動をするとき辺りから以下のような動作になっている場合は、身体が開いているという状態になります。

文字通り、身体の正面全体が投手方向に向き、必要以上に身体が回旋してしまっています。

こういう身体の使い方になってしまっていることを“身体が開く”と表現します。では、なぜ身体が開くことはいけないのでしょうか?

体が開くデメリット

身体が開くことで起こるデメリットは、以下の通りです。

・インパクトの瞬間に最大の力を発揮できない
・球威に押されてうまく打ち返せなくなる
・変化球に対応しづらくなる

など、パフォーマンスにマイナスの影響が出ます。

逆に言えば、今バッティング時に体が開く癖がある場合、改善するとパフォーマンスが向上するはずです。

では、こういった身体が開く動作はなぜ起こってしまうのでしょうか?

 

バッティング時に体が開く原因

バッティング時に体が開く原因は、以下のようなことが考えられます。

タイミングのズレ

よくある体が開く原因は、

投手やマシンが投げるボールとタイミングが合っていない

ことです。

技術の高い選手であれば、タイミングがずれても身体が前に突っ込んでしまわず、体の開きも抑えられます。

ただ、タイミングを合わせるのが苦手だったり、技術的にも課題の多い選手の場合は体が開きやすくなってしまうんですね。

特に、

速球がきた後に、緩めの変化球を投げられるとタイミングが早すぎて体が開く

ということが起こりやすくなります。

しかも、そういうことを繰り返していると、体を開く動作が癖づいてしまうことも考えられます。

このようにバッティング時に体が開くのは、タイミングが合っていない可能性があります。

タイミングが合っていないときの改善方法は、「バッティング時にタイミングが合わない原因と4つの改善方法」で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

ステップ方向の問題

これもよくある体が開く原因で、バッティング時は軸足に体重を乗せた後、投手方向に体重移動していきますよね。

このとき、踏み出した脚が投手方向にまっすぐ踏み出せず、外に開くようにステップしている選手がいます。

自分ではまっすぐ踏み出しているつもりでも、外側にステップしていくとどうしても体は開きがちになります。

体の構造を考えると、踏み出した後は、

軸足の踵の延長線上につま先がくるイメージ

でステップすれば、バランスよくスイングすることができます。

また、ステップを踏み出す方向の問題もありますが、バッティングをするときは基本的に肩や骨盤を投手方向にまっすぐ運べば自然に身体が使いやすくなります。

ただ、肩や骨盤を投手方向にまっすぐ運んでいるつもりでも少し開いてしまうことも、これも身体が開く原因の1つになります。

このように、

・ステップしていく方向の問題
・体をまっすぐ投手方向に移動できていないという問題

この2つのどちらかがあれば、バッティング時に体が開く可能性が高いですね。

オープンスタンスで構えている

この問題は、先ほどお伝えしたステップ方向とほぼ同じ原因ですが、オープンスタンスで構えている選手も体が開きやすくなります。

オープンスタンスで構えた場合、バッティング時のステップ方向はインステップするような感覚になるはずです。

ただ、軸足に体重を乗せた後、構えた足の位置にステップしてしまうと当然体は開いた状態になりますよね。

このとき肩が外側に開くような動作がなければ問題ありません。

ですが、多くの選手の場合ステップが開くと同時に、肩も外側に開いてしまいます。

こういったオープンスタンス時の身体の使い方によっても身体が開く可能性があります。

軸足のつま先の向きが開きすぎている

これはぜひチェックしてほしいことですが、バットを構えたとき、軸足のつま先が大きくキャッチャー方向に開いていないでしょうか?

軸足のつま先を開きすぎると、バットを振り出すとき、必ず体が開くような動作になります。

こういうつま先の開きは、下半身の力も使いづらくなり、パフォーマンスを下げる可能性もあるんですね。

ですので、こういったつま先の開きも原因の1つになります。

構えの問題

そしてもう1つの問題は、バットを構える位置です。

これは僕が現役で野球をしていたときの話ですが、バットを後頭部の後ろ辺りで構えて脇を締めていた時期がありました。

しかも、体を少しキャッチャー方向に捻り、非常に窮屈な構え方をしていたんですね。

人間の身体はつながりがあり、脇を締めて身体を縮めるように構えると、必ずその後は開くような動作になります。

こういった窮屈な構え方をしていることも、身体が開く原因になります。

では、こういった原因で身体が開く場合、具体的にどのようなことをすれば改善できるのでしょうか?

 

バッティングで体が開く癖を改善する練習方法①:つま先の向きを調節する

まず最初に行ってほしいことは、つま先の向きを調節することです。

つま先は軽く開く程度にする

まずバッターボックスでいつも通りに構えます。このとき、軸足のつま先は軽く開く程度か、まっすぐに近い状態にします。

この状態で、体重を踝の真下辺りに乗せておきます。この赤い丸の位置ですね。

体重を乗せる位置

このつま先の向きは「違和感のない向き」が最も適切で、自分の感覚と照らし合わせて決めればOKですね。

ここでは開くすぎにだけ注意してもらえると問題ありません。

 

バッティングで体が開く癖を改善する練習方法②:踵で地面を押すステップを繰り返す

つま先の位置を調節し、「踝の真下」に体重を乗せると、次はその位置で地面を押すようにまっすぐステップを繰り返します。

まっすぐステップの方法

1、バットを持ち、普段通りに構える
2、軽く膝を曲げ、体重を軸足の踝真下に乗せる
3、踝で真下で地面を押すように、投手方向にまっすぐステップを踏む
4、この動作を100~200回繰り返す

このときのポイントは、

・軸足の踵から投手方向に1本のラインを引く
・そのラインに対して、踏み出した足のつま先が着地する

先ほどお伝えしたこういう状態ですね。

赤いラインを引いているようなイメージか、実際に地面にラインを引いておくとステップ方向がわかりやすくなります。

また、踏み出した足が投手方向に向かないように、平行にまっすぐステップを繰り返すことがポイントです。

このように、バットを構えた位置から肩や骨盤をまっすぐ投手方向にステップを繰り返します。

この時点で、身体の開きはだいぶおさえられるので、シンプルな動作を適切に行い数をこなしていきます。

 

バッティングで体が開く癖を改善する練習方法③:バットスイングにつなげる

①・②を行った後、その動作をスイング動作につなげていきます。

スイング動作を行う時は、

・肩
・骨盤

あたりを投手方向にまっすぐ移動させ、その中でスイングを行っていきます。

そして、実際のバッティング時にはセンターの奥にバットを投げるイメージでフォロースルーとります。

この一連の流れは、以下の記事内で解説しているので、②までできた方はこちらを参考に実践してみてください。

 

バッティングで体が開く癖を改善する練習方法④:逆方向のバッティングを行う

基本的には①~③の流れで体の開きは改善できますが、もう1つの練習方法としては流し打ちがあります。

逆方向に打ち返す

イメージとしては、

・右打者:ライト方向
・左打者:レフト方向

に流し打ちを繰り返します。

逆方向へ打球を打ち返す場合、身体が開くことはほぼないので、そういった動作を繰り返しても体の開きは改善できます。

プロ野球選手の流し打ち動画あったので、こちらも参考にどうぞ。

ここまでお伝えしたように、「開かない身体の使い方をインプット」することができると体の開きは改善ができるので、上記を参考に実践してみてください。

今回は、バッティング時に体が開く原因と改善方法をお伝えしました。

・ステップ方向の問題や軸足のつま先の向きのまずさで体が開く
・体の開きをおさえるためには、軸足のつま先を軽く開くぐらいに調節する
・そこから、投手方向にまっすぐステップを繰り返す
・このとき、軸足の踵の延長線上に踏み出した足のつま先がくるようにステップする
・バッティング時は、肩や骨盤を投手方向へまっすぐ移動させると体が開かなくなる

今回の内容が、少しでもバッティング時の体の開きに悩む野球選手の参考になればうれしく思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

その他にもバッティングを変える方法を解説しているので、こちらの記事も参考にどうぞ。

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パーソナルトレーナー 伊藤 出

神戸・摂津本山にあるパーソナルトレーニングジムIDEALSTYLEの代表・パーソナルトレーナー/高校在学中に板前修業に入る→1年で退職→沖縄でフィットネスジムのインストラクター→芦屋女性専門サロンでパーソナルトレーナー→独立(神戸・御影にパーソナルトレーニングジムIDEALSTYLEオープン)

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